ヒナノウスツボ

ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属の多年草（学名：Scrophularia duplicato-serrata） 　関東以西の本州、四国、九州に分布。口丹波では深山の谷に僅かに自生する。地下に太い根茎があり、茎は数本株立して直立または斜上し、草丈５０～１００cmほどになる。葉は対生してつき、１～２cmほどの葉柄がある。葉身は卵形で先端はは尖がり、縁には鋸歯がある。茎頂や上部の葉腋から花序を出し、長い花柄の先に花冠の直径が１cmにも満たない小さな壺形の花をつける。花の上唇は２裂して暗紅紫色をし、下唇は３裂して淡緑色をしている。下唇の中央裂片は後方へ反り返る。 　２０１５年版京都府RDBで絶滅危惧種に初ランクされた本種が自生している場所は、どこも小さな谷底近くで、少し増水すればすぐに冠水してしまうような場所だった。しかしそこまで水が好きな植物とは思えず、シカなどの野生動物の食害から逃れられる場所だったから、そういった場所で生き残ったように感じる。 　花期は７月－１０月頃。

果実　　　2014年10月　　右京区京北	果実　　　2014年10月　　右京区京北
太い根茎　　　2014年10月　　右京区京北	花　　　2013年7月　　植栽
2013年7月　　植栽	冬芽　　2013年2月　　植栽
2012年8月　　右京区京北	2012年8月　　右京区京北
2012年8月　　右京区京北	2012年7月　　右京区京北
2012年7月　　右京区京北	2012年7月　　右京区京北
ヒナノウスツボ（動画）
２０１７年９月　　右京区京北
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