ヒメクグ

 カヤツリグサ科ヒメクグ属の多年草(学名:Cyperus brevifolius var. leiolepis)

 全国の水田や河川の畔、低山の湧水地などに自生する小型の湿性植物。草丈は精々30cmほど。茎の基部には褐色の鞘がある。茎の先端に花序を1個つけ、花序の下には長い苞葉が3枚ほどのびる。花序は直径1cm前後の球状で淡緑色の小穂が多数集まってできている。
 本来は水田周辺でごく普通に見られた雑草の1つだったが、圃場整備が進む口丹波では、自然度の高い山麓の湿地などへ行かなければ、見つかりにくい植物になりつつある。


 果実期は7月-10月頃。


ヒメクグ ヒメクグ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
ヒメクグ ヒメクグ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
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