ヒメジョオン

 キク科ムカシヨモギ属の越年草(学名:Stenactis annuus)

 北米原産で全国の道端や土手に生え、口丹波では日当たりの良い田畑の周辺などでよく見られる。草丈30~100cmほど。茎や葉には粗い毛が生えていて艶がない。根生葉はロゼット状で柄があり葉身は卵型で縁は鋸歯になっている。茎葉は上部では目立たないが、中ほどから下のものには浅い明瞭な鋸歯がある。茎葉に柄は無く、互生して茎を抱かない。また根生葉は花期には枯れている。頭花は白色の舌状花が黄色い筒状花の外周に並ぶ格好でつき、よく似たハルジオンに比べ、花弁の幅が広い。口丹波にはもう1つ、よく似たヘラバヒメジョオンも自生しているが、ヘラバヒメジョオンの葉はヘラ状で、鋸歯がないか、あっても不明瞭な点で見分けることができる。


 花期は6月-10月頃。


ヒメジョオン ヒメジョオン
上部の葉の鋸歯は不明瞭   2012年10月  京丹波町 2012年10月  京丹波町
ヒメジョオン ヒメジョオン
2012年10月  京丹波町 茎の中ほどの葉   2012年10月  京丹波町
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