ヒメジソ
シソ科イヌコウジュ属の1年草(学名:Mosla dianthera) 全国に分布し、口丹波では湿地周辺に生えている。茎はよく分枝しながら直立して高さは50cmほどになる。茎の断面は4角で、稜には下向きの毛が生えている。葉は対生して葉身は卵形または菱形。縁は4~6対の粗い鋸葉で、毛は少ない。茎頂に花穂を出して、白色~淡紅紫色の小さな花をややまばらにつける。花は唇形花で、上唇を支える萼片は低く先端は鈍頭。同属のイヌコウジュとは非常によく似ているが、イヌコウジュの鋸歯は片側6~13個と多く、茎の毛は稜だけでなく面にも生えている。全体的に長い白毛が生えるものはヒカゲヒメジソ(シラゲヒメジソ)と呼ばれている。 花期は9-10月頃。 |
茎や枝先に花序ができる 2015年9月 南丹市 | 花 2015年9月 南丹市 |
上から見た花と萼裂片 2015年9月 南丹市 | 稜の上に毛が生えている 2015年9月 南丹市 |
葉の表面 2015年9月 南丹市 | 葉の裏面には腺点がある 2015年9月 南丹市 |
花後も萼は残る 2014年10月 南丹市 | 花 2013年10月 京丹波町 |
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