ヒメガマ
ガマ科ガマ属の多年草(学名:Typha angustifolia) 抽水植物。口丹波では溜め池や沼よりも浅い河川でよく見られる。 草丈は200cmほどにもなる大型の植物だが、同属のガマに較べて葉の幅が狭いためにヒメガマという可愛らしい名前をもらっている。ガマの仲間は花穂の上部に雄花群、下部に雌花群をつけ、ガマとコガマでは両者はくっついているが、ヒメガマの場合は数センチ離れている。その離れている部分の色を見ると緑色をしているので見分け易い。 花は風媒花で360度、広範囲に飛散する。そのため水田で発芽するものも多く、水田雑草の1つとなっている。花を切って持ち帰り、家で生けてみようかという風流な人も減ったのか、最近では川を埋め尽くすほど繁殖していても、誰も見向きもしなくなったような気がする。 花期は6月-7月頃。 |
2012年9月 南丹市 | |
2012年9月 南丹市 | 2012年9月 南丹市 |
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ) |