ヒメアギスミレ
スミレ科スミレ属の多年草(学名:Viola verecunda var.subaequiloba) ニョイスミレの変種で、アギスミレと共に北海道と本州に分布する。東日本にはアギスミレ、西日本にはヒメアギスミレが多いそうだが、京都府の2015年版自然環境目録のスミレの項には両種とも記載されている。アギとは顎を意味し、葉の様子からついた名前なのだそうだ。 アギスミレと本種は生育環境が少し違うようで、生長途上で明るい場所を好むアギスミレに対して、本種は半日陰で、競合する相手が少ない場所を選ぶようだ。本種の地上茎は地を這い、ランナーで増殖する。競合が多いとランナーは上手く伸ばせないかも知れない。湿潤な場所を好むのは両者に共通しているが、本種の方がより水辺に近いところに自生するという。葉は特徴的で、特に花期を過ぎるとブーメランのような形に変形していく。またアギスミレほど先端が尖らないとも言われている。花は白色で、ニョイスミレともよく似ている。スミレの中では開花時期が遅い。 花期は5月上旬-5月下旬頃。 |
2013年4月 亀岡市 | 上弁にも紫条が入っていた 2013年4月 亀岡市 | ||
匍匐茎 2013年4月 亀岡市 | 2013年4月 亀岡市 | ||
2013年4月 亀岡市 | 2013年4月 亀岡市 | ||
2013年3月 亀岡市 | 2013年3月 亀岡市 | ||
ヒメアギスミレ(動画) | |||
2020年4月・5月 (亀岡市) | |||
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