ヒゴスミレ

 スミレ科スミレ属の多年草(学名:Viola chaerophylloides var.sieboldiana)

 本州、四国、九州に分布。ナンザンスミレの変種とされる無茎種で、口丹波では日当たりの良い山の中腹に生えている。葉は3全裂し、さらに側裂片も深裂しているので5全裂しているように見える。小葉にも多数の切れ込みがあり、知っていないとスミレとは思いつきにくい。葉は花後に大きくなる。花は白色で、中央部分が淡緑色を帯びるものが多い。側弁には毛が生え、下唇に赤紫色の条が入っている。柱頭は逆三角形で、距は円筒形をしている。
 京都府では稀な種で、府のRDBでは準絶滅危惧種にランクされている。


 花期は3月-5月頃。


ヒゴスミレ ヒゴスミレ
2015年4月  京丹波町 2015年4月  京丹波町
ヒゴスミレ ヒゴスミレ
柱頭は逆三角形 側弁には毛が生える  2015年4月  京丹波町 ツボミ  2015年4月  京丹波町
ヒゴスミレ ヒゴスミレ
2014年7月  京丹波町 夏に大きくなった葉   2014年7月  京丹波町
ヒゴスミレ ヒゴスミレ
2014年7月  京丹波町 2014年7月  京丹波町
ヒゴスミレ ヒゴスミレ
新葉   2014年7月  京丹波町 葉柄   2014年7月  京丹波町
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