ヘビノネゴザ

 イワデンダ科メシダ属

 北海道、本州、四国、九州の山地に生える夏緑性シダ。葉柄はワラ色で基部鱗片は線形。中央が茶色~黒褐色、その周囲は淡色。葉柄は葉身より短い。葉身は長楕円形の2回羽状複葉。長さ30cm~80cmの柔らかな草質。小羽片の縁には細かい鋸歯があり、基部は羽軸に翼となって流れる。ソーラス(胞子嚢群)は中肋と辺縁の中間につき、包膜は長楕円形~鉤形。本種はカドミウムなど重金属を蓄積する植物として有名で、カナヤマシダ、カナクサといった別名がある。


ヘビノネゴザ ヘビノネゴザ
山地の道端に生えるヘビノネゴザ  2019年6月 (京都市北区) 根茎は斜上し葉を叢生する  2019年6月 (京都市北区)
ヘビノネゴザ ヘビノネゴザ
フィドルヘッド  2019年6月 (京都市北区) ヘビノネゴザの葉  2019年6月 (京都市北区)
ヘビノネゴザの鱗片 ヘビノネゴザ
葉柄基部の鱗片  2019年6月 (京都市北区) 中軸と羽軸  2019年6月 (京都市北区)
ヘビノネゴザの小羽片 ヘビノネゴザのソーラス
小羽片の基部は羽軸に流れる  2019年6月 (京都市北区) ソーラス 包膜は長楕円形~鉤形  2019年6月 (京都市北区)
ヘビノネゴザ(動画)
2021年6月 (京丹波町)
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