ハリイ

 カヤツリグサ科ハリイ属の1年草または多年草(学名:Eleocharis congesta)

  全国に分布。口丹波地域では溜池畔や山間部の水田などに生える湿生植物。地下茎は短くかたまり、花茎(稈)は叢生する。匍匐枝は出さない。草丈10~20cmほどの小さな草本。茎の断面は歪な円形。小穂は茎頂に1個つき、狭卵形で長さ5mm程度。時に小穂の基部から枝を出し、枝先に小穂をつけることがある。似たものにオオハリイがあるが、京都府自然環境目録を見ると、両者は分けられていない。


 花期は6月-11月頃。


ハリイ ハリイ
溜池岸に生えるハリイ  2015年6月  南丹市 小穂の下部から枝を出す  2015年6月  南丹市
ハリイ ハリイ
匍匐枝は出さない  2015年6月  南丹市 小穂は長さ5mmほど  2015年6月  南丹市
ハリイ ハリイ
2015年6月  南丹市 盛んに分枝した茎  2015年6月  南丹市
ハリイ ハリイ
根元近くの鞘状葉は赤紫色を帯びる  2015年6月  南丹市 茎の断面  2015年6月  南丹市
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