ハッカ
シソ科ハッカ属の多年草(学名:Mentha arvensis var. piperascens) ペパーミントという誰もが知るハーブがある。ペパーミントはハッカの仲間のコショウハッカ(西洋ハッカ)を指すことを知ったのは最近のことだった。茎は4稜形で多くの枝を出し、草丈50cmほどになる。全体有毛。葉は対生し長さ6~20mmの葉柄があり、葉の縁には鋸歯がある。花は淡紅紫色。稀に白色。萼片は5個で狭三角形。萼片の先端は鋭く尖る。花冠は4裂。4個の雄しべは花冠から飛び出ている。 道端でよく見かけるハッカはヨウシュハッカかその変種のニホンハッカまたは雑種で、ヨウシュハッカは名前の通り帰化植物だがニホンハッカは昔から日本にあった在来種で、全国に分布している。湿った場所を好み、山里の川岸近くや、田んぼの水路脇などに生育する。花は葉腋に多数つき、ペパーミントのように穂状にはならない。ハッカは外来種との雑種が多く区別するのが困難なものもあり、京都府レッドデータ・ブック2015では準絶滅危惧種にランクされた。 花期は7月-10月頃。 |
2012年11月 京丹波町 | 2012年11月 京丹波町 | ||
2012年11月 京丹波町 | 2012年9月 右京区京北 | ||
ハッカ(動画) | |||
2020年10月 南丹市 | |||
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