ゴキヅル

 ウリ科ゴキヅル属の1年草(学名:Actinostemma lobatum)

 本州、四国、九州の水辺に生えるツル性植物。口丹波では日当たりの良い河川の土手などで見られ、特に草刈後の競合植物が少ない間に、急激に成長しているように思える。茎には稜があり、茎、葉柄、表裏の葉脈上に伏毛が生えている。葉は三角状披針形で互生し、葉腋から巻きひげがのびる。葉の表面にはごく短い毛が生え、特に縁に沿っては密生している。花には雌花と雄花があり、葉腋から出た短い花序の先の方には淡黄緑色の雄花が多数つき、花序の基部にごく小さな雌花がつく。雄花の花被片は通常は5枚で、花弁そっくりの萼が5枚あり、素人目には花弁が10枚あるように見える。。また花の集団の中には花弁・萼がそれぞれ4枚のものなども混じることが多い。果実は蓋果で中には種子が2個入っている。果実は基部寄りの半分に刺状の突起がありユニークな形をしている。種子が熟すと果実は横に割れる。


 花期は8月-11月頃。


ゴキヅル ゴキヅル
雄花   2013年8月  南丹市 雄花が先に開花する    2013年8月  南丹市
ゴキヅル ゴキヅル
雄花と雌花   2013年8月  南丹市 花弁が4枚の雄花   2013年8月  南丹市
ゴキヅル ゴキヅル
果実   2013年8月  南丹市 2013年8月  南丹市
ゴキヅル ゴキヅル
葉表   2013年8月  南丹市 葉裏   2013年8月  南丹市
ゴキヅル(動画)
2020年10月
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