ギンレイカ

 サクラソウ科オカトラノオ属の多年草(学名:Lysimachia acroadenia)

 本州、四国、九州の山地の林縁や林下に生える常緑の多年草。銀鈴花という美しい名前をもらっているが、花は小さくて中途半端な開き方をし、派手さもない。別名をミヤマタゴボウ(深山田牛蒡)と言う。高さ30~60㎝ほど。よく枝を分け、茎や枝には稜がある。葉は互生し、下部で広楕円形、上部で長楕円形。葉身基部は柄に流れる。葉は無毛で表面に光沢は無く、裏面には暗紫色の細かい点が多くつく。花序は総状で、花をややまばらにつける。花柄は10㎜足らず。果実期になると伸びて20㎜ほどになる。花冠は紅紫色を帯びた白色。5裂するが平開せずに閉じたような花。雄しべ5個。萼は5裂。裂片は披針形で先端は鋭く尖る。果実は直径5ミリ程度の球形で、先端に花柱が残る。京都府レッドデータ・ブック2015では準絶滅危惧種にランクされている。


 花期は6月-7月頃。


ギンレイカ ギンレイカ
2011年6月  南丹市 2011年6月  南丹市
ギンレイカ ギンレイカ
2011年6月  南丹市 2011年6月  南丹市
ギンレイカ ギンレイカ
2011年7月  南丹市 2012年10月  (京都市北区)
ギンレイカ(動画)
2020年6月  (南丹市)
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