ゲンゲ

 マメ科ゲンゲ属の越年草(学名:Astragalus sinicus)

 別名はレンゲソウ。中国原産の帰化植物。以前は水耕田の緑肥としてよく栽培され、また国の減反政策においても休耕田での栽培が奨励されたりもした。そうしたゲンゲは水田周辺や農業用水路から河川の畔などにも進出し、野生化したものをよく見かける。口丹波では農作業で使われる軽トラックが走る道沿いなら、水田の無い山腹などに生えていることもある。おそらく本種の種子の拡散には、雨水や鳥や動物などによって運ばれるだけでなく、人間も大きく関わっているのだろうと想像している。
 春、休耕田で花を咲かせている姿からは想像できないが、本種は草丈50cm以上にもなる草本で、茎は基部でいくつもの枝茎を出し、茎は柔らかいので匍匐または斜上する形で広がる。葉は互生し奇数羽状複葉。小葉は卵形~倒心臓形で3~5対つく。葉腋から葉よりも長い花茎を出し、茎頂に明るい紅紫色の蝶形花を輪生状につける。花茎は直立する。


 花期は4月-6月頃。


ゲンゲ ゲンゲ
2013年5月  南丹市 2013年5月  南丹市
ゲンゲ ゲンゲ
2013年5月  南丹市 2013年5月  南丹市
ゲンゲ ゲンゲ
2013年5月  南丹市 2013年5月  南丹市
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