フトイ

 カヤツリグサ科ホタルイ属の多年草(学名:Scirpus tabernaemontani)

 全国に分布する大型の抽水植物。自生地の池で本種のそばに立つと、身長171cmの私よりも遥かに背の高いものが多かった。おそらく2m近くはあっただろう。
 巨大なイグサのような姿をしていて、名前もそのあたりからきているのだが、イグサ科ではなくカヤツリグサ科の仲間で、茎(稈)は円筒形で散房花序がその先端近くにつき、柄のある数個の小穂を出す。葉はなく、茎の基部に葉鞘が残る。
別名マルスゲ、トウイ。
 自然度の高い溜池や沼地が激減している口丹波地域で、本種を見る機会は少ない。 京都府レッド・リストでは絶滅危惧種となっている。


 花期は6月-9月頃。


フトイ フトイ
2013年6月  京丹波町 2013年6月  京丹波町
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2013年6月  京丹波町 2013年6月  京丹波町
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2013年6月  京丹波町 2013年6月  京丹波町
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