フタリシズカ

 センリョウ科チャラン属の多年草(学名:Chloranthus serratus)

 北海道、本州、四国、九州に分布。山地の薄暗い林縁などで見られる。花穂を1本立てるヒトリシズカに対して、多くの場合2本立てるのでこのような名前をもらったようだ。ただし本種の花穂は2本とは限らず、3本以上のものもある。
 通常、群生している。草丈は30cm前後のものが多いが、稀にもっと大きなものを見ることがある。花には花弁も萼もなく、白く見えるのは雄しべ(3個)が子房を丸く抱いたもので、見方によってはカイガラムシのようでもある。茎の上部で輪生しているように見える4枚の葉は、対生する2組の葉で、互いに接近してついている。葉の縁は細かくて尖った鋸歯になっている。
 本種は口丹波の各地で見ることができる。


 花期は5月-6月頃。


フタリシズカ フタリシズカ
2013年5月  南丹市 2013年5月  南丹市
フタリシズカ フタリシズカ
2013年5月  南丹市 2013年5月  京丹波町
フタリシズカ フタリシズカ
2011年6月  南丹市 2011年6月  南丹市
フタリシズカ フタリシズカ
2011年6月  南丹市 2011年6月  南丹市
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