フタバアオイ

 ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草(学名:Asarum caulescens)

 福島県以西の本州、四国、九州に分布し、日本固有種。口丹波地域では山地の林内に自生している。茎は地を這い、4月に入ると新しいハート型の葉を出してくる。葉は通常2枚だが、1枚だけの場合もある。よく出会うミヤコアオイは花をつけてから新葉を出すが、本種は葉の展開と共に花を咲かせる。花は葉柄の股の部分から花柄がのびてつき、花弁はない。花弁のように見えるのは萼片で、外に折れ曲がり、折りたたまれたような格好となる。花は風鈴か、逆さまにしたお椀のように見える。
 京都の上賀茂、下賀茂両神社で毎年5月15日に営まれる葵祭では本種が使用されるため、境内などで栽培されているそうだ。野生のものはあまり見かけない。

 花期は4-5月頃。


フタバアオイ フタバアオイ
2013年4月  右京区京北 2013年4月  右京区京北
フタバアオイ フタバアオイ
2013年4月  右京区京北 2013年4月  右京区京北
フタバアオイ フタバアオイ
2013年4月  右京区京北 2013年4月  右京区京北
フタバアオイ(動画)
2020年4月  (右京区京北)
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