フキ(フキノトウ)

 キク科フキ属の多年草(学名:Petasites japonicus)

 全国に生える野草で、フキノトウは春を告げる山菜といて日本人に愛されている。山地の湿った場所や川沿い、平地では田の畦などでよく見かける。
 フキノトウはフキの花茎で、花が終わってから新葉を出す。花は雌雄異株で、フキノトウをよく観察すると花の違いがよくわかる。新葉の柄(茎)も山菜として人気で、私も大好物で、毎年スーパーで売り出されるのを楽しみにしている。
 茎は地下にあり地中の浅い部分を這い、その茎から葉が出てくる。茎は有毒だそうなので気をつけなければならない。


 花期は3月頃。


フキノトウ フキノトウ
雌株   2013年3月  京丹波町 雄株   2013年3月  京丹波町
フキノトウ フキノトウ
雄株   2013年3月  京丹波町 雄株   2013年3月  京丹波町
フキ フキ
2012年12月  南丹市 2012年9月  南丹市
フキ フキノトウ
2012年9月  南丹市 雄株   2012年3月  京丹波町
フキノトウ フキノトウ
雄株   2012年3月  京丹波町  2012年3月  京丹波町
 よく都会の人が道路に車を停めて山菜摘みをしているのを見かけるが、いくら過疎が進んだ山村の野山であっても、そこは誰かの持ち物であることを知っておいてもらいたい。人様の土地に無断で入って、山菜を摘むのは人道に反する行為で、中には山菜を生計の足しにと栽培されている場合もあるので、それを摘むのは犯罪と呼ばれても仕方がない。また道路に車を停める場合も、他人の邪魔にならないように停めてもらいたい。身勝手で危険な停め方をするドライバーが多いので、念のために。
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