フジシダ

 コバノイシカグマ科オオフジシダ属の多年草

 常緑のシダ植物。関東地方以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の薄暗い岩崖で群生していることが多い。葉は単葉状複葉で、根茎は短く、葉柄は緑色~褐色をし、葉身は線状披針形をしている。葉は細長く垂れるようにのびて、先端にいくほど細くなり、先端に無性芽をつくって増える。ソーラス(胞子嚢群)は円形で、小羽片裏側の辺縁近くにつく。小羽片の縁は鋸歯になっていて、基部の上側に耳片がある。
 口丹波地域には本種とオオフジシダが自生していて、両者の雑種のアイフジシダも見られる。



フジシダ フジシダ
薄暗い場所に多い  2014年12月  右京区京北 小羽片基部の上側は耳状となる  2014年12月  右京区京北
フジシダ フジシダ
ソーラスは辺縁につく  2014年12月  右京区京北 葉先にできた無性芽  2014年12月  右京区京北
フジシダ フジシダ
無性芽  2014年12月  右京区京北 無性芽  2014年12月  右京区京北
フジシダ フジシダ
葉は紐のように細長い  2012年9月  南丹市 深山の岩場でよく群生している  2012年6月  右京区京北
フジシダ(動画)
2017年11月  右京区京北
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