エビモ
ヒルムシロ科ヒルムシロ属の多年草(学名:Potamogeton crispus) 全国に分布する沈水型の水生植物。湖沼、溜池、河川では大河川ではなく自然度の高い平地の用水路などで見ることができる。根茎は長くのび、各節から根を下ろし茎を出す。葉は互生し、柄の無い広線形で縁は鋸歯縁で縮れている。花は晩春から初秋にかけて咲き、水面上に穂状花序を出す。溜池のような止水域では、夏の前に硬い殖芽をつくり、夏は水中の茎が枯れて休眠する。殖芽は通常の茎などよりも比重が重く、底に沈んで秋以降に発芽する。流水域に生えるものは、殖芽はつくるが夏でも休眠はしない。 花期は5-9月頃。 |
流水域のエビモ 2015年10月 南丹市 | 流水域ではヤナギモ、オオカナダモと一緒に生えることが多い 2015年10月 南丹市 |
止水域のエビモ 2015年10月 南丹市 | 茎頂 2015年10月 南丹市 |
節から葉が出ている 2015年10月 南丹市 | 葉の縁は波打ち鋸歯がある 2015年10月 南丹市 |
茎頂に殖芽をつくっている 2015年10月 南丹市 | 殖芽は重く川底に沈む 2015年10月 南丹市 |
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