ダンコウバイ
クスノキ科クロモジ属の落葉低木(学名:Lindera obtusiloba) 関東地方以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では林縁や林道沿いで普通に見ることができる。樹高は2~6m程度。樹皮は暗褐色で円形の皮目が多い。葉は互生し、葉身は広卵形で先は3裂しているものが多い。裂片の先端は鈍頭で全体に丸い感じがする。葉には葉柄があり、葉の縁は全縁。表面は緑色で裏面は白色を帯びる。雌雄異株。花は葉が展開する前に開花する。花は黄色で小さく、散形状に数個がまとまってつく。雄花序は雌花序よりも花数が多い。花柄は10~15mmほどあり、淡褐色の毛が密生する。雄花の雄しべは9個。雌花の雄しべも9個あるが退化していて仮雄しべと呼ばれる。果実は液果。直径10mm以下の球形で秋に熟す。 花期は3-4月頃。 |
雄花 2017年3月 南丹市 | 花柄に毛が生えている 2017年3月 南丹市 |
ダンコウバイの黄葉 2016年12月 南丹市 | 冬芽 2016年11月 右京区京北 |
花芽 2016年11月 右京区京北 | 沢沿いや林縁に多く生育している 2016年9月 南丹市 |
ダンコウバイの葉 2016年9月 南丹市 | 果実 2016年8月 南丹市 |
葉の裏面 2016年8月 南丹市 | 樹皮 2016年8月 南丹市 |
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