ダンドボロギク

 キク科タケダグサ属の1年草(学名:Erechtites hieracifolia)

 北米原産の帰化植物で、北海道、本州、四国、九州の山地や道端などに生えている。口丹波では山麓の林縁などで多く見られるが、時には民家の庭にまで侵入してくる。草丈は50~100cmのものが多く、中には150cm近くまで生長する。名前のダンドとは、最初に発見されたのが愛知県の段戸山だったことに因んでいるそうだ。半日陰から日向で群生していることが多いが、あまり乾燥した場所では見かけない。花色は違うが花の形はベニバナボロギクとよく似ている。ベニバナボロギクは花を下向けにつけるのに対して、本種は花を上向きにつける。葉は互生し細長い線形で、縁は鋸歯になっている。先の尖った鋸歯は、掴んでも怪我をするほど硬いものではない。花は筒状花のみで淡黄色をしている。


 花期は8月-10月頃。


ダンドボロギク ダンドボロギク
2013年8月  南丹市 2013年8月  南丹市
ダンドボロギク ダンドボロギク
2013年8月  南丹市 白く長い毛のようなものはクモの糸   2013年8月  南丹市
ダンドボロギク ダンドボロギク
白い冠毛はよく目立つ   2013年8月  南丹市 2013年8月  南丹市
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)




inserted by FC2 system