ボタンヅル

 キンポウゲ科センニンソウ属の落葉半低木(学名:Clematis apiifolia)

 本州、四国、九州に分布するツル性植物。口丹波地域では平地の林縁から山地の路傍等に普通。半低木だがツル性の茎は3m以上になることがよくある。葉は1回3出複葉で、小葉長さ10cm未満の広卵形。鋭頭で不揃いな鋸歯がある。葉腋から花序枝が出て、白色で直径2cmほどの花を多数つける。花弁は無く、花弁状の4個の萼片が十字に開出またはそり返る。雄しべも白色で、長さは萼片とほぼ同じ。果実は痩果で開出毛があり、花後は果実の先端に白色で羽毛状の花柱が伸びる。果実は冬でも残っていることが多い。


 花期は8-10月頃。



ボタンヅル ボタンヅル
花期のボタンヅル  2016年8月  南丹市 花弁に見えるのは萼片  2016年8月  南丹市
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4個の萼片は平開またはそり返る  2016年8月  南丹市 雄しべは萼片とほぼ同長  2016年8月  南丹市
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葉は1回3出複葉  2016年8月  南丹市 葉の表面  2016年8月  南丹市
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葉の裏面  2016年8月  南丹市 果実に毛が生えている  2014年1月  京丹波町
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果実  2013年11月  右京区京北 枝や葉柄には毛が生えている  2013年8月  京丹波町
ボタンヅル(動画)
2021年8月 京丹波町ほか
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