学名: Pyrrhula pyrrhula
アトリ科ウソ属。本州の中部地方以北の山中で繁殖し、冬は暖地や低地に移動して四国や九州でも見ることができるようです。京都府では冬鳥または漂鳥です。体長は16cm程度で雌雄ほぼ同色です。頭部は黒く帽子をかぶっているように見え、基部以外の翼や尾羽も黒色です。オスの頬と喉は淡紅色で、メスの羽には紅色は出ません。繁殖期は針葉樹林にいて、それ以外の時期は低地の林にも現れます。主に昆虫食で、イラガの繭やクモ類、カイガラムシなどを捕食しますが、昆虫の少ない晩秋や冬場などには、草木の熟した果実や樹木の冬芽、ツボミなどを採食します。嘴は太短い円錐形で、サクラのツボミを食べる時などは、嘴の中でクルクルツボミを回して外部の皮を取り、中の花芯だけを食べます。食い散らかすのはあまりお上品ではありませんが、ウソの仕草は可愛らしいので許せます。飛ぶウソの後ろ姿を見ると、腰のあたりの白い羽がよく目立ちます。京都北野天満宮では神使いの鳥として大切にされているようです。
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画 像 |
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サクラの冬芽を食べに来たウソ 2017年2月 南丹市 |
オスは首や喉が淡紅色 2017年2月 南丹市 |
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メスには淡紅色の羽がない 2017年2月 南丹市 |
腰の部分は白色 2017年2月 南丹市 |
ウソ(動画) |
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2020年1月 南丹市 |
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