キバシリ(木走)



 学名: Certhia familiaris
 キバシリ科キバシリ属。ほぼ全国の山地に生息していますが、数は少ないようです。京都府では留鳥。低山から亜高山帯の樹林で、昆虫やクモなどを採食しています。名前の通り、樹幹に止まり、忙しそうに駆けあがります。ちょっとコゲラに似ていますが、体色がまったく違うので区別は容易です。体長はスズメよりもほんの少し小さめ(14cmほど)で、雌雄同色です。頭部から首、背面にかけて褐色で、淡黄白色の斑が細かく入っています。腹面は白色。尾は褐色で長く、ハサミのように先端が尖っています。嘴はやや下向きに湾曲し、キツツキのように木を突くことはできません。過眼線は濃褐色。趾の爪は長く、特に第1趾の爪は長いようです。京都府内には局所的に生息しているようですが、府のRDBでは準絶滅危惧種にランクされています。
 
画 像
キバシリ キバシリ
スギの木を垂直に駆けあがりました  2017年3月  南丹市 背面はまだら模様で尾羽の先は尖っています  2017年3月  南丹市
キバシリ キバシリ
お腹の白色が目立ちます  2017年3月  南丹市 嘴は湾曲し 第1趾の爪は長い  2017年3月  南丹市


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