カワガラス(川烏/河鴉)



 学名: Cinclus pallasii
 カワガラス科カワガラス属。ほぼ全国に分布し、生息している所では留鳥です。河川の中・上流域に棲み、浮石や流木の上に止まって休んでいることが多く、人が近づくと「ビーッ、ビーッ」と甲高い声で鳴きながら水面近くを飛んでいく、警戒心の強い鳥です。体長はムクドリほどで25cm未満です。体色は雌雄ほぼ同色で、全身焦げ茶色。尾羽は短く、よく垂直に立てた姿勢をとっています。嘴は黒色で瞼だけが白色。よく瞬くので白色が目立ちます。主にカゲロウの幼虫などの水生昆虫を捕食しています。趾に水かきはありませんが、よく泳ぎ、潜水もします。水底を歩きながら小石をひっくり返して水生昆虫を探すと言われています。普段は縄張りを持って単独で暮らし、恋の季節は年末頃から始まります。まだ雪が多く残っているような時期から営巣し産卵を始めます。巣は渓流沿いの岩壁の隙間や滝の裏側に、コケなどを材料として作られ、大きな袋状の形をしているそうです。水質等の環境指標となる野鳥です。
 
画 像
カワガラス カワガラスの幼鳥
成鳥  2017年10月  京丹波町 幼鳥  2019年4月  南丹市
カワガラス(動画)
2023年2月  京丹波町
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