バイカオウレン

 キンポウゲ科オウレン属の多年草(学名:Coptis quinquefolia)

 別名をゴカヨウオウレン(五加葉黄蓮)といって、小葉が5枚つくオウレン。本州(福島県以西)と四国に分布する。草丈15cm程度で、口丹波に多いセリバオウレンと較べると花茎の丈も葉も1回り小さい。花弁のような白いものは萼で5個ついている。これが梅花のようなのでバイカオウレンと呼ばれる。雄しべの外側にある5つの黄緑色または明るい黄色いものが花弁で、この花のチャームポイントになっている。
 口丹波で本種が自生している場所は、山麓の渓流沿いで、山や木々によって直射日光は殆ど届かず、年中湿潤で風通しもよく、そのため真夏でも高温にならない。また空中湿度の高い場所でもある。毎年多くの種も落としているが、地下茎でも増える。私の知っている自生地では、数百株の群落を作っている。

 花期は2月-4月頃。

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バイカオウレン バイカオウレン
2013年3月  京丹波町 2013年3月  京丹波町
バイカオウレン バイカオウレン
根生葉は5小葉あります  2013年3月  京丹波町 2013年3月  京丹波町
バイカオウレン バイカオウレン
花弁に見えるのは萼片です  2013年3月  京丹波町 黄色い蜜を持ったものが花弁です  2013年3月  京丹波町
バイカオウレン バイカオウレン
花後  2012年5月  京丹波町 花後  2012年5月  京丹波町
バイカオウレン(動画)
2018年3月 京丹波町
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