アゼナ

 アゼナ科アゼナ属の1年草(学名:Lindernia procumbens)

 本州、四国、九州に分布。水田、休耕田や溜池畔などに生える湿生植物。ごく普通種とされるが、圃場整備された口丹波地域においては、よく似た外来種のアメリカアゼナが一般的で、本種はなかなか見つからない。茎には4稜あり、断面は四角形をしている。葉は対生し、基部は柄が無く茎を抱き、全縁でアメリカアゼナよりも幅が広い。アメリカアゼナの葉の縁には鋸歯があるので見分けるポイントとなる。花には長い花柄があり色は白色~淡紅紫色。花は小さな唇形花で葉腋にそれぞれ1個つく。雄しべ4つすべてに葯がつく。


 花期は8-10月頃。


アゼナ アゼナ
放棄水田に生えるアゼナ  2015年8月  京丹波町 唇形の花 花冠の直径は6mmほど  2015年8月  南丹市
アゼナ アゼナ
葉腋から花柄がのびる  2015年8月  南丹市 葉は全縁で基部は茎を抱く  2015年8月  南丹市
アゼナ アゼナ
葉には丸みがある  2015年8月  南丹市 水田の縁に生えるアゼナ  2013年8月  南丹市
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