アシウテンナンショウ

 サトイモ科テンナンショウ属の多年草・日本固有変種(学名:Arisaema amurense var. ovale)

 本州の中部地方~近畿地方にかけての日本海側に分布し、ヒロハテンナンショウの変種とされる。名前のアシウは京都府の芦生(南丹市)を指す。府内には広く分布しているようだが数は少なく、府の絶滅危惧種(近畿カテゴリーでは絶滅危惧種C)にランクされている。
 山地の林床に生え、高さ20~50cmほどで、葉は通常1個で掌状に5~7枚の小葉をつける。花は葉より下にあり、仏炎苞は褐紫色で白色の隆起した条が目立つ。花の付属体の先端はヒロハテンナンショウよりも太い(6~8mm)。



 花期は5月-6月頃。


アシウテンナンショウ アシウテンナンショウ
2株が隣接して生育していた  2017年5月  南丹市 花は葉より低い位置につく  2017年5月  南丹市
アシウテンナンショウ アシウテンナンショウ
どちらも小葉は5枚ついていた  2017年5月  南丹市 付属体の先は太い  2017年5月  南丹市
アシウテンネンショウ アシウテンネンショウ
若い果実  2015年6月  (福井県おおい町) 葉が2枚のものの花後  2015年5月  南丹市
※ 以下の画像は花に青味が強く典型品ではありませんが光田重幸先生からアシウテンナンショウと認定していただいています。
アシウテンナンショウ アシウテンナンショウ
2014年5月  南丹市 2014年5月  南丹市
アシウテンナンショウ アシウテンナンショウ
葉は全縁  2014年5月  南丹市 2014年5月  南丹市
アシウテンナンショウ アシウテンナンショウ
付属体は紅紫色をしている  2014年5月  南丹市 2014年5月  南丹市
アシウテンナンショウ アシウテンナンショウ
2014年5月  南丹市 2013年5月  (綾部市)
アシウテンナンショウ アシウテンナンショウ
小葉に明瞭な鋸歯は見られない   2013年5月  (綾部市) 2013年5月  (綾部市)
アシウテンナンショウ(動画)
2019年4月  南丹市
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