アセビ

 ツツジ科アセビ属の常緑低木(学名:Pieris japonica)

 本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の陽当たりの良い場所に多く、ソヨゴやネジキ、コバノミツバツツジなどと同所的に生育していることが多い。樹高は4mもあれば大きな方で、通常は2m前後。樹皮は灰褐色で縦に裂ける。葉は互生し、枝先に集まってつく。葉は楕円形で表面には光沢がある。葉の先端は尖り、葉縁の上半分には浅い鋸歯がある。秋には枝先の葉腋に翌年の花序が形成され、早春に白い花を円錐花序に多数つける。花は10mm未満の壺形で、花冠は浅く5裂し、下向きに咲く。果実は蒴果で上向きにつく。稀に花の色が淡紅色を帯びるものがあり、アケボノアセビ(f.rosea)と呼ばれ区別されることがある。和名は馬酔木。


 花期は2-4月頃。



アセビ アセビ
アセビの花  2018年3月  南丹市 アケボノアセビ  2018年3月  南丹市
アセビ アセビ
樹形  2017年2月  南丹市 花序  2017年2月  南丹市
アセビ アセビ
熟した果実  2016年11月  南丹市 若い果実  2015年5月  南丹市
アセビ アセビ
葉は枝先に集まってつく  2015年5月  南丹市 秋には翌年の花序ができている  2013年11月  南丹市
アセビ(動画)
2018年3月 南丹市
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