アレチウリ
ウリ科アレチウリ属の1年草(学名:Sicyos angulatus) 北米原産の帰化植物。全国に分布を広げ、外来生物法で特定外来生物に指定されている。口丹波地域では荒れた草原や河川の堤防などで見られる。ツル性で大型の草本で、3~4岐した巻きひげで他の植物などにからまりながらのび、茎は10mを超えることもある。茎や枝には長い毛が生えていてざらつく。葉は互生して、長柄があり、葉身は長さが15~20cmほどの円心形。縁は5~7浅裂している。雌雄同株で、雄花序と雌花序を葉腋から出す。雄花序の柄は10cmほどあり、雌花序の柄よりも長い。雌花は淡緑色で花序枝の先に多数集まって、頭状に混み合ってつく。雄花は黄白色で、柄があり、花序枝の先に総状につく。雄花の雄しべは葯が合着して一塊となる。果実は液果で、毛と毛より長い刺が密生する。 花期は8-10月頃。 |
アレチウリの葉 2016年9月 京丹波町 | 巻きひげ 2016年9月 京丹波町 |
雄花序 花には花柄がある 2016年9月 京丹波町 | 雄花 雄しべの葯が合着している 2016年9月 京丹波町 |
若い果実 2016年9月 京丹波町 | 果実には鋭い刺が多い 2016年9月 京丹波町 |
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ) |