アオコウガイゼキショウ
イグサ科イグサ属の多年草(学名:Juncus papillosus) 全国に分布。池沼の岸辺や湿潤な休耕田などに生育する。草丈は10~30cmほど。茎・葉ともに細く、幅は2mm未満が多い。別名をホソバノコウガイゼキショウという。茎は単菅質の円筒形。花序に多くの頭花をつける。頭花には2~4個程度の花がつく。果実は蒴果で、熟すと赤くなる。蒴果は花被片より長く、2倍以上になるものもある。本種は白色の地下茎を発達させ、短い節間で新しい芽を出し、晩秋には節に越冬芽が形成される。口丹波地域では山間部の貧栄養湿地などに生育している。 花期は7-10月頃。 |
山間湿地に生えるアオコウガイゼキショウ 2017年10月 南丹市 | 花序 2017年10月 南丹市 |
果実は花被片よりも長く 先端は鋭く尖る 2017年10月 南丹市 | 頭花につく花の数は少ない 2017年10月 南丹市 |
茎や葉の幅は2mm以下 2017年10月 南丹市 | 地下茎に形成された越冬芽 2017年10月 南丹市 |
山間の溜池(動画) | |
2019年7月 右京区京北 | |
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