アメリカネナシカズラ

 ヒルガオ科ネナシカズラ属の1年草(学名:Cuscuta pentagona)

 北米原産の帰化植物。全国に分布し、口丹波でも日当たりの良い草地などで見られる。発芽時には根があるが、寄主となる植物に出会うと根は消滅して寄生生活に入る。葉も退化して僅かに鱗片状の名残がつくのみ。葉緑素も持たず、茎は黄色い色をしている。ツル性で群生していることが多く、互いに複雑に絡み合い、どこからどこまでが1本なのか判らない。茎には吸盤(寄生根)があり、他の植物に吸着するように絡みついて、養分や水分を奪っている。1個の花は5mmにも満たず、茎の途中の所々にまとまってついている。花冠の先は5裂し、雄しべ5本は花冠から飛び出している。
 外来生物法では要注意外来生物に指定され、農作物への被害が危惧されている。


 花期は7月-10月頃。


アメリカネナシカズラ アメリカネナシカズラ
自生地の様子   2014年7月  南丹市 茎は細くもつれた釣り糸のように見える   2014年7月  南丹市
アメリカネナシカズラ アメリカネナシカズラ
吸盤で巻きつく   2014年7月  南丹市 寄主の生長を阻害する   2014年7月  南丹市
アメリカネナシカズラ アメリカネナシカズラ
花と若い果実   2014年7月  南丹市 2014年7月  南丹市
アメリカネナシカズラ(動画)
2021年12月(南丹市)  2023年7月(亀岡市)
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