アメリカアゼナ
アゼナ科アゼナ属の1年草 北米原産の帰化植物で、全国に分布している。全草無毛で葉の表面には艶がある。茎には4稜ある。葉は対生し基部は細く、粗く浅い鋸歯がある。花は白色から淡紫色の唇形で、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂している。雄しべは4本、雌しべは1本。雄しべ4本のうち2本は長くて葯を持たない。 アゼナとは畦菜と書き、本来は水田を中心に湿地に生えていた植物の仲間だが、口丹波では除草剤などにより水田ではあまり見かけなくなった。耕作地以外の小さな湿地や耕作放棄田、または溜池畔で見つかることがある。 葉の形態の違いで、Cタイプ(本種)とRタイプに分けられ、葉の基部が丸いRタイプはタケトアゼナと呼ばれている。また似たものに在来種のアゼナがあり、アゼナの葉は全縁で鋸歯は殆ど見られない点で区別できる。 花期は7月-10月頃。 |
群生する本種 2013年8月 南丹市 | 抽水状態で生育している 2013年8月 南丹市 |
2013年8月 南丹市 | 2013年8月 南丹市 |
2013年8月 南丹市 | 2013年8月 南丹市 |
2013年8月 南丹市 | 2013年8月 南丹市 |
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