アカネ
アカネ科アカネ属の多年草(学名:Rubia argyi) 本州、四国、九州に分布するツル性草本。口丹波では山間部の林縁などに多く自生している。他の植物に巻きつくような性格ではなく、地面を這っていることが多い。茎はよく枝を分け地面に広がる。茎には4稜あり稜には小さな下向きの棘がまばらにあって、他の植物に引っかけることで固定しながら生長しているように思える。柄のある葉が4枚輪生状につくが、2枚は托葉が変化したものだそうだ。葉身は細っそりとしたハート形で先は尖っている。夏の終わり頃、葉腋から花序を出して、黄緑色の小さな花をまばらにつける。アカネは赤い根を意味し、本種の根を乾燥させると赤っぽくなり、往古から赤色の染料に使われてきたそうだ。 花期は8月-9月頃 |
花序 2014年9月 南丹市 | 花 2014年9月 南丹市 |
2013年10月 京丹波町 | 2013年10月 京丹波町 |
2013年10月 京丹波町 | 果実には黒い虫えいが多く見られた 2013年10月 京丹波町 |
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