アイアスカイノデ

 オシダ科イノデ属の多年草

 常緑の着生シダ植物。本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林道沿い斜面などで見られる。根茎は塊状で葉を放射状に出す。葉は斜上または直立し、葉柄は葉身よりも短い。葉柄基部の鱗片は狭披針形で、小さい鋸歯がある。色は縁が褐色で中央は光沢のある暗褐色。色の境界ははっきりしている。葉身は狭披針形。表面の色は深緑色で光沢がある。中軸の鱗片は褐色で、狭披針形~糸状。ソーラス(胞子嚢群)は特に葉の下部で顕著に辺縁寄りにつく。包膜は円形。



アイアスカイノデ アイアスカイノデ
山の斜面に生えるアイアスカイノデ  2017年1月  南丹市 葉は深緑色で質は硬質 表面に光沢がある  2017年1月  南丹市
アイアスカイノデ アイアスカイノデ
葉柄基部の鱗片は下向きにつき捻じれる  2017年1月  南丹市 基部鱗片は狭披針形で暗褐色のものが混じる  2017年1月  南丹市
アイアスカイノデ アイアスカイノデ
葉柄中部の鱗片 ほぼ全縁  2017年1月  南丹市 中軸の鱗片は細い糸状  2017年1月  南丹市
アイアスカイノデ アイアスカイノデ
葉の表面  2017年1月  南丹市 葉の裏面 ソーラスは辺縁寄りにつく  2017年1月  南丹市
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